取り組み

わたくしたちの森林組合は、地域林業と森林環境を守って行く為に、森林経営計画制度を利用して搬出間伐事業を中心とした森林施業に取り組んでいます。

環境に配慮した木材生産を進める為、比較的小型の0.25ベース・3tクラスの高性能林業機械による作業を実施、林内に高密路網の森林作業道を開設(幅員3m)し、未利用材削減の為、団地内の搬出間伐面積率の向上に努めています。

当地域は、ヒノキを中心とした森林が多く、1本あたりの材積率も低く、生産効率は悪い中で生産性向上に努め、令和2年度実績で1人1日当7.23m³へと上がってきています。

さらに努力する中で、従来の搬出間伐を中心とした施業に加え、更新伐の提案による循環型林業、搬出不可能な環境林整備にも取り組んでまいります。

経営計画制度による森林生産事業と森林整備事業

地域説明会を開催し、森林所有者の皆さんに同意を頂いたのち、現地調査、境界明確化、森林経営計画の作成により事業に入っていきます。

森林生産事業では、経営計画団地内での搬出間伐を中心に国有林、機関造林等での事業も確保しながら5班体制で各4台の高性能林業機械を利用して低コスト化に取り組みながら搬出間伐、更新伐等の木材生産事業を行っています。

森林整備事業では、経営計画団地内での保育間伐(切捨て間伐)、機関造林地、国有林等での保育事業、環境林整備事業等での森林施業を実施しています。

森林技術職員の雇用拡充と技術指導を進めることで地域の林業従事者不足解消に貢献できるよう努め、その平均年齢は45歳と若くなっています。

職員の能力向上に努め、森林環境と森林所有者の意向に沿った提案ができるよう指導する中、地域森林管理士2名、森林施業プランナー8名が事業に取り組んでいます。

当地域の森林は、所有者面積が小さく、多くの所有者が点在していますので、経営計画制度を利用した森林整備を行うには、地域の森林所有者の皆さんのご協力が必要です。

森林所有者の高齢化、山離れを防いで行く為に地域との連携により同意を頂き、山境不明瞭地では境界明確化事業を実施、杭打ちから林地測量を行う事で、以降の間伐事業がスムーズに実施できるようにしています。

森林組合の行う収入間伐(搬出間伐)について

当組合では、木材価格の低迷する中で林業が業として成り立たない厳しい時期ではありますが、国の補助制度を有効利用しながら、組合員様(森林所有者)の森林を継続的に長期管理することで、資産としての価値を下げることなく、少しでも所得向上に貢献できることを目標にしています。
(同じ山林で10年後、20年後にも収入間伐が行えるような山づくりを考えています)

作業システム

間伐の方法

  • 搬出コストの軽減・残存木の保全のため、3残1伐(間伐率25%)に近い列状間伐と残った列内の低質木の搬出間伐により、継続的に収入を得られる様にする。
  • 手入れの行き届いた山林は所有者との協議の中でより良い山づくりに努める。
搬出間伐 33%